無我夢中で飛び出した あの鳥籠
後ろは振り向かず ただ必死だった
気付けば片翼に 鳥籠の破片
白い羽を貫き 黒いほどの赤に染めて
苦痛に歯を食い縛り 破片を引き抜く
あの鳥籠の 最後の名残
ああ この血に塗れた破片が
命あるものでなくて よかった
もし この身に命が宿れば
この世で最も残酷な決断を強いられる
この世で最も 重い罪を犯さねばなるまい
感謝すべきなのだろう
翼が傷付こうとも 穢れた色に染まろうとも
まだ 生きて 償うことができる
そしてまた 大空を目指す
贖罪の旅路